起業家紹介

「くまもとのよかとこ」に触れ水前寺成趣園地域を創造していく

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市丸 耕太郎 様((株)b.m.c 代表取締役)

 活動地域:熊本市中央区水前寺

自己紹介・事業紹介

1980年生まれ。佐賀県出身。 熊本の大学に進学がきっかけで熊本へ移り住み、 2004年から水前寺の老舗旅館 松屋本館に勤務しています。 水前寺成趣園近くで宿泊、観光業として働きながら歴史と魅力ある観光資源のある水前寺成趣園に観光客が減少している実態に危機感を抱いており、 今回の「地域課題解決型支援補助金」の採択を機に、2021年12月に株式会社b.m.cを設立いたしました。2022年3月に水前寺成趣園の参道に地産素材を用いた軽食や甘味を提供するカフェと熊本の伝統工芸などを取り扱うギャラリー「水前寺ギャラリー茶寮松柏」を出店し、現在は宿泊業と熊本に因んだ飲食、商品の販売で熊本の観光業に携わっています。

起業したきっかけ

松屋本館での勤務において2010年に松屋本館と2015年に松屋別館の全面リニューアルに事業計画段階から全面的にブランディング構築に携わり、現場としても経営側の視点で管理する職務を担う事でいつかは自分で店舗を構え経営を行っていきたい思いがありました。これまでの経験や人脈を活かせる職種や店舗は何かを探っていく中で、「観光産業において地域活性を行う」事を起業目的として考えました。そこで、年々衰退をしている水前寺成趣園の賑わいを取り戻すために店舗運営や周囲の方と連携し地域の問題点の解決や新しい企画、取り組みを行っていく事が活性化に繋がるのではと考え起業に至りました。

今後の展望について

水前寺の名は、公園の観光資源としての位置付として、市民への場所の定着はあるものの、観光客向けの店舗や昔ながらのお店も多く、地域の方々が日常的に集える環境、行きたい場所とは遠い存在になっています。更に水前寺成趣園は新型コロナウイルスの影響で大きいダメージを受けました。しかしそれは裏を返せばいかに 観光産業が経済効果を生むかを再認識させる機会となり、地域の方に利用していただく事がどれだけ大切であるかを痛感させられました。そこで観光で来られた方へは熊本を知ってもらい、地域の方へは熊本の良さを再認識していただけるきっかけの場を提供出来る店舗運営を行い、観光客と地域の方からも愛されるお店にしていく事で多くの方に水前寺成趣園に足を運んでいただける一助になれば考えております。