
渡部 勝行 様(皆力プロジェクト代表)
活動地域:熊本県玉名市
自己紹介・事業紹介
はじめまして、久吉丸の渡部と申します。 横浜生まれの埼玉育ち、人生の半分近くをフィリピンのセブ島でのダイビングショップ、宿泊施設の経営に費やしてきました。 玉名市大浜町の築250年の廻船問屋「久吉丸」をDIYの手法を併用して改修し、カフェ、ハンドメイド雑貨販売、イベント開催などを通して、古民家を維持継承していくと共に、かつて廻船問屋街として栄えた大浜に新たな活気をもたらす為の事業をおこなっています。


起業したきっかけ
コロナ禍で、帰国した際、たまたまネットで見つけた不動産広告。それが起業のきっかけでした。
取り壊される前提で取引される形ある歴史廻船問屋「久良丸」。
自宅から10分しか離れていないにも関わらず、かつての栄華などほとんど伝わってない大浜町。
「どうしたら、久吉丸を今の形で残していけるのか。」
→「残す為には、商業的に価値ある存在なれば良い。」
→「さらに大浜町が栄えれば、さらに価値があがり、久吉丸とともに町も保全される。」
→「大浜が栄える為には、玉名が、玉名が栄える為には周辺地域の魅力と共に。」
この時自分の頭に閃いたのが、埼玉の川越でした、かつての交通の要所として栄えた「小江戸川越」。 自分が住んでいた頃は、寂れた骨董屋と駄菓子屋と、芋羊羹のお店がある位でした。 それが今では建物も綺麗に保全され、多くのテナントが入り、東京近郊の観光地としての地位を築いています。
これだと思い、久吉丸を商業利用して価値を上げる為の起業に結びつきました。

今後の展望について
川越は町並みが広い範囲で整っており、同じ形を望むには無理があります。 そこで久吉丸の成功をきっかけとして、福岡の糸島のように、個性的な雑貨屋や、カフェ、ご飯屋さんなどに起業を目的に、大浜に移住して新たな動きの一端を担えたらと思っています。
また、長い海外生活の経験を活かして、コロナ禍終焉後、インバウンドのお客様に大浜に興味を持ってお越しいただけるように仕組みづくりをしていきたいと考えています。
